※ 本記事はアフィリエイト広告を含みます。各サービスの評価はあくまで個人の視聴体験に基づくものです。
先に結論から書く。
VODの「配信本数◯万本!」という数字は、サービス同士で比べても意味がほぼない。数え方が全然違うから。
見るべきは総数じゃなくて「見放題の内訳」と「自分が観たいジャンルが見放題側に入ってるか」の2点だけ。ここを外すと、30万本あるサービスに入ったのに毎晩「観たいやつが全部レンタル」って現象が起きる。実際、自分がやらかした。
この記事でわかることはこの3つ。
- 配信本数のカウント方法が3種類あること(これを知らないと数字に踊らされる)
- 主要サービスの公称本数と月額を並べた比較表
- 本数が少なくても満足度が高くなる条件

「配信本数」の数え方は少なくとも3種類ある
ここが全部の元凶。
各社が出してる数字、実は同じルールで数えてない。しかも数え方を明記してないサービスもある。順に分解していく。
1. 見放題とレンタル(PPV)を合算しているかどうか
いちばん差が出るのがここ。
「◯◯万本」の中に、追加料金を払わないと観られない作品が混ざっているケースがある。月額に含まれる見放題と、1本ごとに課金するレンタル(ペイパービュー)を足した数字なんだよね。
自分が最初に契約したサービスは総数が30万本超えだったんだけど、観たかった公開2年目くらいの邦画がことごとくレンタル側だった。1本550円。3本観たら1,650円。月額と合わせたらその月だけで4,000円近く飛んだ。
いや自分が確認しなかったのが悪いんだけども、「見放題31万本」と「総数34万本」の3万本差がまさか観たいゾーンに集中してるとは思わなかった。新作は基本レンタル、これがVODの構造。総数の大きさは新作の観やすさをまったく保証しない。
2. エピソード単位で数えているか、作品単位で数えているか
これも地味に効く。
アニメ1クール12話を「12本」と数えるか「1本」と数えるか。ドラマの海外シリーズなんて、10シーズン×24話で240話ある作品も普通にある。エピソード単位で数えたら1作品で240本になるわけ。
だから「アニメに強い」を数字で比べたいなら、本数じゃなくて作品タイトル数で見ないと比較にならない。ここを混ぜて語ってる比較記事、けっこう多い。
アニメに絞って本数と新作配信の早さを整理したものはアニメが見放題のVOD比較(配信本数と新作の早さ)にまとめてある。
3. そもそも公表していないサービスがある
意外とこれ。
Netflixとアマゾンプライムビデオは配信本数を公式に出していない。ABEMAも総番組数ではなく「オリジナル番組数」を打ち出している。
つまり業界の半分近くは数字の土俵に乗っていない。にもかかわらず満足度は高い。この時点で「本数=強さ」の等式が崩れてるのが分かると思う。
ちなみに動画配信サービスの利用率そのものは総務省「情報通信白書」の利用動向データで公表されていて、本数ではなく利用実態の側から市場を眺めることもできる。
主要VODの公称本数と月額を並べてみた
実際に自分が契約したことのあるサービスを中心に、公称値を横に並べた。
注意点を先に言っておくと、この数字は記事執筆時点で各社が公表しているもので、作品は毎月入れ替わるし価格改定も普通にある。契約前に公式で最新を確認してほしい。あくまで「数え方の違いを見るための表」として使ってもらえたら。
| サービス | 月額(税込・公称) | 公称の作品数 | 無料期間 | 強み |
|---|---|---|---|---|
| U-NEXT | 2,189円 | 見放題31万本以上/総数34万本以上(レンタル含む) | 31日間 | 総数が最大級。毎月ポイント付与でレンタル分を相殺できる |
| DMM TV | 550円 | 19万本以上(レンタル含む) | 30日間 | アニメ本数と価格のバランス。2.5次元・舞台系が厚い |
| Hulu | 1,026円 | 14万本以上 | 原則なし(キャンペーン時あり) | 海外ドラマと日テレ系ドラマ。ほぼ全部見放題で分かりやすい |
| ABEMAプレミアム | 1,080円 | 非公表(オリジナル番組数を訴求) | 2週間 | オリジナル恋愛リアリティショーと将棋・格闘技の生中継 |
| Amazonプライムビデオ | 600円(プライム会費) | 非公表 | 30日間 | 配送特典込みのコスパ。ただし新作はレンタル比率高め |
| Netflix | 広告付き890円〜 | 非公表 | なし | オリジナル作品の質と量。レンタル課金という概念がない |
この表で自分がいちばん言いたいのは、Huluの列。
14万本は総数だと下から数えた方が早いくらいなんだけど、Huluはレンタル課金の仕組みがほぼない。月額を払ったら表示されてる作品は基本全部観られる。この「考えなくていい」感、地味に効くんだわ。
逆にU-NEXTの2,189円は高く見えるけど、毎月1,200ポイントもらえるからレンタル1〜2本は実質チャラになる。総額で見ると印象が変わるやつ。
本数の多さより効いた3つの条件
年間200本以上は観てる自分たちの実感として、満足度を決めてたのは総数じゃなかった。
観たいジャンルの「独占」があるか
数より独占。
アニメの独占最速配信、オリジナルドラマ、生中継。この辺は他でどれだけ本数があっても代替できない。ABEMAの将棋中継とか、あれは本数の話じゃなくて「そこにしかない」の話なんだよね。
自分は格闘技イベントを観たくてABEMAプレミアムに入ったクチで、正直それ以外はあまり使ってなかった時期もあった。でも観たいものがピンポイントであるなら、それでいい。総数で選んだら絶対に選ばなかったサービス。
とはいえ、恋愛リアリティショーや生中継に興味がないなら本数の面では物足りないと思う。合う合わないがはっきり分かれるタイプ。自分には刺さったけど、万人向けとは言わない。無料版で足りるかどうか迷っている人はABEMAプレミアムと無料版の違いを検証したレビューも読んでみてほしい。
配信が終了しないか(配信期限)
これ、契約前は誰も気にしないやつ。
権利の関係でVODの作品は入れ替わる。観ようと思ってウォッチリストに入れてた映画が、3ヶ月後に消えてた経験が何度もある。ドラマを7話まで観たところで配信終了のお知らせが来たときは、さすがに膝から崩れ落ちた。
総数が多いサービスほど入れ替わりも激しい。数字は増えてても中身は動いてる。
同時視聴とダウンロードの制限
家族で使うなら本数より先にここ。
U-NEXTは4台同時(同一作品は不可)、Huluは同時視聴が制限されるプランがある、Netflixはプランごとに台数が違う。通勤中に観たいならダウンロード可否も。
本数が10万本違っても生活は変わらないけど、同時視聴で家族と揉めると普通に生活が変わる。台数まわりを詳しく見たいなら家族で使うVODの比較(同時視聴とプロフィール分け)が参考になる。
あなたの状況別おすすめ
数え方の話を踏まえて、3パターンに整理した。個人の視聴傾向ベースなので、絶対にこれ、という話ではない。
- 新作映画も含めて幅広く観たい人 → U-NEXT。総数の多さが活きるのはこのタイプだけと言ってもいい。ポイントでレンタルを回せるのが前提条件。月2,189円を「映画館1回分」と思えるかで判断が変わる。
- アニメ中心で安く済ませたい人 → DMM TV。550円でこの本数は素直に強い。ただし洋画・海外ドラマは薄めなので、そこを求めるなら別。
- ここにしかない番組が目当ての人 → ABEMAプレミアムやNetflixのような独占型。本数の比較表に載る意味がそもそもないタイプ。観たい番組名が既に頭にあるなら、そのサービス一択でいい。
迷ったら、まず「今週末に観たい作品名」を3つ書き出してほしい。その3本が見放題に入ってるサービスを選ぶ。これがいちばん外さない方法。総数を見比べる時間より、作品名で検索する30秒の方が精度が高い。
よくある質問
Q. 「作品数No.1」を名乗るサービスが複数あるのはなぜ?
A. 数え方と集計条件が各社で違うから。見放題のみで数えるか、レンタルを合算するか、エピソード単位か作品単位かで結果が変わります。多くの場合「自社調べ」の但し書きがついているので、そこも確認してみてください。
Q. 見放題とレンタルは契約前に見分けられる?
A. できます。各サービスの公式サイトは未契約でも作品検索が使えるので、観たい作品を検索して「見放題」表記があるか確認するのが確実です。自分はこれをやらずに失敗しました。
Q. 無料トライアル中でもレンタル作品は課金される?
A. 基本的にレンタルは別課金です。無料期間で対象になるのは見放題作品のみというサービスがほとんど。ポイントが付与されるサービスなら、そのポイントでレンタルを試せる場合があります。
Q. 結局いちばん本数が多いのはどこ?
A. 公称値で見ればU-NEXTが最大級です。ただし非公表のサービスがある以上、業界全体の順位は誰にも確定できません。順位より内訳を見た方が実用的だと思います。
まとめ
配信本数は、サービス選びの入口としては便利だけど、決め手にはならない。
見放題かレンタルか、エピソード単位か作品単位か、そもそも公表しているのか。この3つで数字の意味が変わるので、比較表の数字は「同じ物差しじゃない」前提で眺めるのが正解だと思う。
ほとんどのサービスには無料トライアルがあるので、公式の検索窓に観たい作品名を入れて、見放題かどうかを確かめてから入るのがいちばん早い。自分みたいに1ヶ月4,000円のレンタル沼にハマる人が減りますように。

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