※ 記事内に広告リンクを含みます。作品数・料金は執筆時点の各社公表値をもとにしています。
先に結論だけ言っておく。
Kindle Unlimitedは漫画目当てで入ると9割がっかりする。逆に雑誌とビジネス書を月2冊以上読む人なら、初月から会費を回収できる可能性が高い。この線引きさえ間違えなければ、月980円のサブスクとしてはかなり強い部類だと思う。
ストマンナビ編集部の自分が3ヶ月間、実際に契約して合計64冊読んだ上での本音レビューをまとめた。口コミでよく見る「やめとけ」「漫画がない」の中身も、自分で全部確かめてきたよ。
3ヶ月・64冊読んで出た正直な感想
まず自分の3ヶ月の内訳から。
- 漫画:28冊(ただし完読できた作品は3タイトルだけ)
- 雑誌:19冊
- ビジネス書・実用書:17冊
払った会費は980円×3ヶ月で2,940円。
読んだ本を全部定価で買っていたら、ざっくり5万円近い。数字だけ並べると「めちゃくちゃお得じゃん」で終わるんだけど、正直そこは自分でツッコミを入れておきたい。読み放題じゃなかったら、たぶん自分はこの64冊のうち10冊も買ってない。手が伸びたのは「タダだから」だからね。
だから元を取れたかどうかは、5万円という数字じゃなくて「本当に買っていたはずの本を何冊読めたか」で見るべきだと思ってる。自分の場合はそれが月3〜4冊だったので、そこで会費は完全に上回った。

漫画は「1〜3巻で止まる」問題がガチである
口コミで一番目にする不満がこれ。使う前は「そこまでひどくないでしょ」と思ってた。ひどかった。
自分が検索した範囲だと、有名な長期連載はだいたい最初の数巻だけ対象で、続きは普通に有料。試し読みの延長線みたいな感覚に近い。3ヶ月で28冊読んだと書いたけど、そのうち20冊以上は「1〜3巻まで読んで、続きが対象外で止まった」やつなんだわ。
初日にこれをやって、正直けっこう萎えた。
ただ、使い方を切り替えたら評価が変わった。「続きを読む場所」じゃなくて「作品を発掘する場所」として使うと、これが化ける。1巻無料の試し読みってサイトによって1話までとかで終わるけど、こっちは3巻まるごと読める作品がゴロゴロある。3巻読めば作品の本気度はだいたい分かるじゃん。
実際、自分はこの3ヶ月で「絵柄で完全にスルーしてた作品が2巻の後半で化けた」という体験を2回した。どちらもその後、続きはebookjapanのクーポンで買い足した。読み放題で発掘して、気に入ったやつだけ他所で買う。この二段構えが漫画に関しては一番ストレスが少なかった。
完結済みの作品や、独占系のインディーズ漫画は普通に全巻対象のものもあるので、そこは公式の対象一覧を覗いてみてほしい。読み放題で一気読みできる作品を探すなら、完結済み漫画のおすすめ30選で気になるタイトルを拾ってから対象検索にかけるのが早い。ラインナップは月単位で入れ替わるから、自分が確かめた時点の話として受け取ってもらえると助かる。
本命は雑誌とビジネス書だった
ここが一番言いたいところ。
雑誌のラインナップが、想像の3倍良かった。ビジネス誌・ガジェット誌・ファッション誌・旅行誌あたりは主要どころが並んでいて、しかもバックナンバーがまとめて読める号もある。雑誌って1冊800円前後じゃん。月2冊読んだ時点でもう会費を超えてる。
自分の場合、これまで「気になるけど、この特集だけのために900円は出したくないな」で見送ってた雑誌が全部読めるようになったのがデカかった。風呂上がりにタブレットで、興味のある特集ページだけつまみ読みする習慣がついた。雑誌は全部読まなくていい、というのが読み放題の一番いい部分かもしれん。
ビジネス書もかなり強い。話題の新刊がそのまま入ることは少ないけど、発売から1〜2年経った定番書はかなりの数が対象になってた。1,600円台のビジネス書を月1冊読むだけで、それだけで会費の元は取れる計算になる。
あと予想外に良かったのが実用書。資格のテキスト、Excelの解説本、料理本、このへんは「買うほどじゃないけど一度読みたい」の塊で、読み放題との相性が異常に良い。3ヶ月で一番ページを開いた回数が多かったのは、実は料理本だった。
月額の元が取れる読書量ラインを計算した
「結局どれくらい読めば損しないの?」に数字で答えると、こうなる。
- 雑誌のみで元を取る:月2冊(1冊800円換算)
- ビジネス書・実用書で元を取る:月1冊(1冊1,600円換算)
- 漫画のみで元を取る:月2冊(1冊600円換算)※ただし続きが読めない前提
つまり月に本を1冊も開かない月がある人は、たぶん向いてない。逆に月2冊以上何かしら読む人は、ほぼ確実に会費以上を持っていける。ここが自分の中で一番はっきりした線引きだった。
電子書籍の読み放題・買い切り系を横並びで比べるとこんな感じ。もっと細かい価格差やクーポン条件まで見たい人は電子書籍ストアの比較記事にまとめてある。
| サービス | 料金(税込) | 読める範囲 | 強み | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|---|
| Kindle Unlimited | 月額980円 | 和書200万冊以上が読み放題(同時20冊まで) | 雑誌・ビジネス書・実用書の層が厚い | 月2冊以上読む雑食タイプ |
| Amazonプライム(Prime Reading) | 年5,900円(プライム会費に込み) | 数百冊規模・同時10冊まで | 配送特典や動画とセットで実質タダ同然 | すでにプライム会員でライトに読みたい人 |
| まんが王国 | 基本無料+ポイント購入 | 読み放題ではなく都度課金 | 毎日の無料話・大量の試し読み | 漫画だけをとにかく安く読みたい人 |
| ebookjapan | 基本無料+都度課金 | 読み放題ではなく都度課金 | 初回クーポンと背表紙本棚 | 好きな作品を全巻揃えたい人 |
※料金・対象冊数は改定されることがあるので、申し込み前に各公式ページで最新の表示を確認してほしい。
ちなみに、電子書籍やサブスクの利用が世帯・年代別にどこまで広がっているかは総務省の情報通信統計データベースで公開されている調査を見ると輪郭がつかめる。自分の読書量が平均とどれくらい違うのかを知ってから決めると、契約後の後悔が減ると思う。
並べてみると分かるけど、Kindle Unlimitedとまんが王国は競合というより役割が違う。読み放題は「発掘と雑読」、都度課金は「本命を追う」。自分は結局、両方の使い分けに落ち着いたよ。
悪い口コミを自分で検証してみた
「やめとけ」系の口コミ、気になる人多いと思うので3つ潰しておく。
「読みたい本が対象外になってた」→ これは本当
ラインナップは入れ替わる。自分もライブラリに入れっぱなしにしてた本が、開こうとしたら対象外になっていて読めなくなったことが1回あった。気になる本は早めに読むのが正解。
「20冊制限がめんどくさい」→ 慣れれば気にならない
手元に置けるのは同時20冊まで。自分は最初これを知らずに借りまくって、途中で「これ以上追加できません」と怒られた。ただ、読み終わった本を返却すれば枠は空くし、月に何十冊読んでも問題ない。むしろ20冊の枠があることで積読が可視化されて、自分にはちょうど良かったまである。
「解約したら読めなくなる」→ そのとおり
ここは正直、自分の一番の失敗談。「解約前に積読を全部消化してから」と欲張った結果、読み切れずに1ヶ月延長した。ハイライトやメモは残るけど、本文は読めなくなる。だから解約するなら読みかけを整理する週を1週間確保しておくのがおすすめ。
使い方別おすすめ
雑誌やビジネス書を月2冊以上読む人
迷わずKindle Unlimitedでいいと思う。無料体験期間があるので、まず対象ラインナップに自分の読みたいジャンルがあるか確認するのが先。体験中に雑誌を2冊読めば、その時点で判断材料は揃う。
漫画の続きを追いたい人
読み放題は不向き。ebookjapanのような都度課金のストアでクーポンを使って買うほうが、結果的に安く早く読める。読み放題は「新しい作品を探す時だけ」使うくらいの距離感がちょうどいい。クーポンをどのタイミングで切ると一番安くなるかはebookjapanの口コミ・クーポン活用レビューで検証している。
とにかく出費を抑えたい人
すでにAmazonプライム会員なら、まずPrime Readingを触ってみるのが先。対象は数百冊規模と少ないけど、追加費用ゼロで雑誌もそこそこ読める。それで物足りなくなったタイミングで980円のほうに上げれば無駄がない。
よくある質問
Q. 無料体験だけで解約しても大丈夫?
期間内に解約すれば料金はかからない。ただし解約と同時に読み放題の本は開けなくなるので、読みかけがあるなら期限の数日前から整理しておくのが安全。解約手続き自体はアカウントページから数タップで終わる。
Q. 漫画は本当に全然読めないの?
「全然」ではない。完結済みの作品やインディーズ系は全巻対象のものもあるし、有名作も数巻までは読める。ただ長期連載の続きを追う用途には向かない、というのが3ヶ月使った自分の実感。
Q. スマホしか持ってないけど読める?
Kindleアプリを入れればスマホだけで完結する。ただ雑誌は文字が小さいので、タブレットかPCのほうが快適。自分は漫画と雑誌はタブレット、ビジネス書はスマホで通勤中、という分け方に落ち着いた。
Q. 2回目の登録でも無料体験は使える?
解約からしばらく期間が空いていると、再度体験の案内が出るケースがある。ただし条件はアカウントごとに違うので、自分のアカウントでログインした状態で表示される案内を確認するのが確実。
今夜の結論
3ヶ月使い倒して分かったのは、Kindle Unlimitedは「漫画のサブスク」だと思って入ると外すけど、「雑誌と実用書の定額パス」だと思って入るとかなり満足度が高いということ。
月2冊読めば元は取れる。読まない月は素直に解約して、読みたい特集が出たらまた入る。この出入り自由さこそが読み放題の本当の価値だと思ってる。
気になっているなら、まずはKindle Unlimitedの無料体験で自分の読みたいジャンルが揃っているかだけ確認してみて。ラインナップは人によって刺さり方が全然違うから、他人の口コミより自分の目で見た1時間のほうが早いよ。


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