※ 記事内に広告リンクを含みます。作品数・料金は執筆時点の各社公表値をもとにしています。
先に結論だけ。
プロフィールを本気で分けたいなら Netflix(最大5)・Prime Video(最大6)・Hulu(最大6)・Disney+(最大7) の4つ。この4つは履歴もレコメンドも完全に別物として動く。
U-NEXTとDMM TVは「分けられるけど条件つき」。ABEMAはそもそも分割機能がない。
で、この記事で本当に言いたいのはここから。
プロフィール比較って「何個作れるか」の話にされがちなんだけど、実際に使うと効いてくるのは数じゃない。切り替えを忘れたときにどうなるか、これ。
自分は家族4人でVODを共有していて、トップ画面が朝ドラと戦隊ものと海外ドラマのごちゃ混ぜになった時期がある。観たい作品が3スクロール下に沈む。あれ、地味にストレスなんだわ。
この記事でわかること:
- 主要7サービスの「作れる数・独立性・子ども用・切り替えの手間」
- プロフィール型とサブアカウント型の違い(ここを間違えると詰む)
- 分けたのに履歴が混ざる、あるあるの落とし穴

プロフィール分割は「作れる数」より「どこまで独立するか」で決まる
調べていくと、VODのプロフィール機能はきれいに3つの型に分かれる。世帯単位で動画配信サービスを共有する利用が広がっている実態は総務省の情報通信統計データベースでも確認できる。
1. プロフィール型(Netflix・Prime Video・Hulu・Disney+)
アイコンをタップして切り替えるやつ。
Netflixは公式ヘルプに「1つのNetflixアカウントで、プロフィールを最大5つまで設定できます」とあって、視聴履歴・レコメンド・マイリスト・作品の評価が全部プロフィール単位で管理される。
Prime Videoも同じ思想で、公式には「各プロフィールにはそれぞれのアクティビティに基づき、個別のおすすめ、シーズンの進捗状況、ウォッチリストが設定されます」と書いてある。デフォルト1つ+追加5つで最大6。
この型がいちばんラク。追加料金なし、切り替え1タップ、履歴は完全に別。
2. サブアカウント型(U-NEXT)
U-NEXTはプロフィールじゃなくてファミリーアカウント。メインアカウントに子アカウントを3つまで無料で追加できて、計4アカウント。作りは重いけど、4アカウントで同時再生できるのが強い。
おもしろいのは、U-NEXTの公式ページが「家族で使いたいけど、自分が観た作品を家族に知られたくない」を訴求ポイントにしてるところ。プライバシー前提で設計されてるってことだよね。
ただし子アカウントにはR18+以上の作品が表示されない仕様で、これは解除できない。購入やポイント利用も制限をかけられる(設定はメインアカウントから)。大人ふたりで完全対等に使うつもりだと、ちょっと引っかかるかもしれん。
3. 非対応(ABEMA)
ABEMAはマルチプロフィールの提供がない。1アカウント=1つの履歴。同時視聴は最大2台まで。
だから家族の共有ハブには向かない。逆に言うと、自分専用として1本持つ使い方ならデメリットがゼロなんだよね。ここは後半でもう一回書く。
主要7サービスのプロフィール仕様を並べた
| サービス | 作れる数 | 履歴・レコメンドの独立 | 子ども用 | 切り替えの手間 |
|---|---|---|---|---|
| Netflix | 最大5 | 完全に独立(履歴・おすすめ・マイリスト・評価) | キッズプロフィールあり | アイコン選択。PINロックも可 |
| Prime Video | 最大6(既定1+追加5) | 独立(おすすめ・進捗・ウォッチリスト) | 子ども用プロフィールあり(12歳以下向け・購入不可) | アイコン選択 |
| Hulu | 最大6(オーナー含む) | 独立(お気に入り・視聴履歴) | 子ども向け設定あり | アイコン選択。プロフィールPINあり |
| Disney+ | 最大7 | 独立 | キッズプロフィールあり | アイコン選択 |
| U-NEXT | 計4(メイン+子3) | アカウントごとに別(同時再生4) | 子アカウントはR18+以上が非表示・購入制限可 | アカウント単位。ログイン情報が別 |
| DMM TV | 計4(メイン+追加3) | 独立(おすすめ・視聴履歴・プレイヤー設定) | 年齢による視聴制限を設定可 | アプリのみ。ブラウザはメイン固定 |
| ABEMA | 分割なし | —(1つの履歴を共有) | — | —(同時視聴2台) |
※ 各社ヘルプの公表内容をもとにまとめた。仕様とプラン料金は改定が入るので、契約前に公式で最終確認してほしい。
この表でいちばん見てほしいのは右端の列。
DMM TVの「ブラウザではメインプロフィールが適用される」、これ公式ヘルプに明記されてる仕様なんだけど、知らないとハマる。自分は仕事の合間にPCブラウザでアニメを流していて、あとから「なんでメイン側の履歴に全部残ってるんだ」ってなった。アプリじゃないと切り替わらないだけだった。プロフィール以外の差も含めた比較はAmazonプライムビデオ と DMM TV の使い分けにまとめてある。

半年プロフィールを分けて使って分かった、効いたことと効かなかったこと
効いたことから。
レコメンドが戻るのが想像以上に早い。 自分の場合、分けてから1〜2週間でトップ画面の顔ぶれが自分寄りに戻った。混ざってた頃は「あなたにおすすめ」の1行目が子ども向けアニメだったので、その差はでかい。
「続きを見る」が信用できるようになった。 これが一番。共有してた頃は、自分が3話で止めたドラマの続きが勝手に7話まで進んでて、どこまで観たか毎回わからなくなってた。
で、効かなかったこと=完全に自分の失敗談。
プロフィールを分けたのに、テレビ側で切り替えてなかった。
リビングのテレビはアプリを開くと前回のプロフィールのまま再生が始まる。家族が誰も選び直さないから、結局テレビで観た分は全部ひとつのプロフィールに積み上がってた。3か月くらい気づかなかった。
分けるだけじゃ足りない。テレビ・スマホ・PCそれぞれで一度ずつ自分のプロフィールを選んでおく、ここまでやって初めて意味が出る。ここ、けっこう見落とされてる気がする。
あと地味に助かったのがPINロック。NetflixもHuluもプロフィールにPINをかけられるので、大人用プロフィールに子どもが勝手に入るのを防げる。子どもが自分のプロフィールで観てくれれば、レコメンドも混ざらない。一石二鳥なんだよね。

使い方別・おすすめの組み合わせ
個人の使用感ベースで3パターン。
① 家族4〜5人で1契約をきっちり分けたい人
Netflix・Prime Video・Hulu・Disney+ から選ぶのが素直。作品ラインナップまで含めて選びたいなら家族みんなで使えるVODの比較も合わせて読むと決めやすい。子どもがいるならキッズプロフィールが用意されてるかを優先。PINをかけられるかも見ておくといい。Disney+は最大7つ作れるので、祖父母まで巻き込むならここ。
② 大人同士で、履歴を絶対に見られたくない人
U-NEXTのファミリーアカウント。プロフィール切り替えじゃなくてログイン単位で分かれるぶん、混ざる事故が起きにくい。R18+の表示制限と購入制限が子アカウントにかかる点だけ、事前に納得しておくこと。
③ そもそも自分ひとり用が欲しい人
プロフィール機能はいらない。自分専用の1本を持てばそれで解決する。
この用途だと、分割非対応が弱点にならないABEMAが噛み合う。ニュース・アニメ・格闘技・恋愛リアリティショーを一本で回せて、しかもオリジナル作品が多い。家族と混ぜないなら履歴の悩みは最初から発生しないんだよね。課金する価値があるかはABEMAプレミアムと無料版の違いを見てから判断してほしい。
今夜の結論
レコメンドが混ざって観たい作品が埋もれる問題は、プロフィールを分ければ9割解決する。
ただし「作った」で終わらせないこと。テレビ・スマホ・PCの全部で自分のプロフィールを選び直すまでが作業。ここをサボると自分みたいに3か月無駄にする。
数で選ぶならDisney+(7)、素直さで選ぶならNetflixかPrime Video、混ざる事故を物理的に潰したいならU-NEXT。
そして「家族と分ける以前に、自分専用が1本欲しい」ならこっち。
※ 本記事の評価は編集部の視聴体験に基づくものです。感じ方には個人差があるので、無料お試し期間があるサービスは実際に触ってから判断するのが確実。
よくある質問
Q. プロフィールを分ければ同時視聴できる台数も増えますか?
A. 増えない。プロフィール数と同時視聴台数は別の設定で、DMM TVの公式ヘルプにも「プロフィールを切り替えても同時視聴の制限は変わらない」旨が書かれている。家族で同時に観たいなら、同時視聴の上限を別途チェックすること。
Q. あとからプロフィールを分けたら、それまでの履歴はどうなりますか?
A. 既存の履歴は元のプロフィール(メイン側)に残ったまま。新しく作ったプロフィールはまっさらな状態から始まる。混ざった履歴を引き継いで整理する機能は基本ないので、レコメンドを作り直す感覚になる。
Q. 子ども用プロフィールにすると何が変わりますか?
A. サービスによるけど、表示される作品が年齢に合ったものだけに絞られるのが共通点。Prime Videoの子ども用プロフィールは対象年齢12歳以下の映像コンテンツのみで、コンテンツの購入もできない。U-NEXTの子アカウントもR18+以上が非表示になる。
Q. プロフィールを分ければアカウントを友達と共有していいの?
A. それは別問題。各社とも規約で共有できる範囲を決めていて、ABEMAなら本人と同居の家族まで、といった線引きがある。プロフィールが複数作れることと、誰と共有していいかは切り分けて考えたほうがいい。


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